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2021年10月16日

Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介
(使用画像は全てプロトタイプです)


Assist Pack


保冷や保温にアプローチするアイテムは数多い。

安価なものからそうで無いもの...

また、ペラッペラのものからそうで無いものや

自分が望む効果を体感できるものからそうで無いものなど・・・



今回紹介するAssist Packは、

そういった数多い内にありながら異質なもの、

ひとつの別カテゴリーとしての立ち位置に

あるのではないかと考える。


Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介
(メインボディーは耐熱素材を使用)



Assist Packは、フィールドギアにおいて保冷・保温の他に

高温断熱にアプローチする唯一のものだと思う。
(ボクが存在を知らないだけかもしれないが)

マジックテープやループ等を除いた素材は、

耐熱素材を採用し3レイヤー仕様となっている。


これにより、灰処理直後の熱を持ったAsh sackに

対応できるオリジナリティを実現できたのではと考える。


Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介



インナーは、シリコン加工を施した耐熱・耐寒・断熱シートで

−60c°〜200c°の幅広い温度帯の使用に対応する。


防水・耐油性があるので汚れに強く、

メンテナンスも簡単な拭き取りで対応できるだろう。



Assist Pack の紹介
(左 インナー/ 右 アウター に水滴を垂らした状態)



ミッドレイヤーは、一般的にカーボンフェルトと呼ばれる素材である。

多くの方が知るだろうと思うものだが、

一概にカーボンフェルトと云ってもピンキリなのはご存知だろうか。


余談だが、カーボンフェルトに触れたので...少し・・・

カーボンフェルトは製造元やメーカーにより製品はさまざま。

その違いのひとつとして、目付けがある。


要するにスカスカか目の詰まったものかということ。

比較的に安価で手に入れやすいが、

価格や厚さだけで判断すると

想像よりスカスカだったという場合が無きにしも非ずである。
(外国製やスカスカのものが悪いという訳ではないが)

実際、ボクが所有するなかの2種類で例に挙げると、

g/㎡ の重量表記は同等だが、

厚みがそれぞれ4mm/2mm というものがある。


要するに、4mm をギュっと圧縮した2mm...

2mm をフワっとかさ上げした4mmというもの。


どちらも国内生産の別メーカーだが、単純にこういった差がある。

各メーカーで用途やコンセプトにより仕様規格はさまざま。


比較的広く知られ、入手しやすいカーボンフェルトだが、

こういった事を少し頭の片隅にでも留めておくことで、

購入時の判断材料になるのではないだろうか。



話が逸れたが、Assist Packで使用するカーボンフェルトは、

日本工業規格(JIS A 1323) A種 を取得しており、

2mm厚の400g/㎡を採用している。



アウターは、シリコンコーティングを施したガラスクロスを採用している。

シルバー加工が施され、輻射熱にアプローチした素材である。


Assist Pack の紹介



スパッタシート(溶接火花防止シート)としても使用できるものなので、

耐熱性は勿論だが防水性もあり、

アウターとして必要な防汚性も有している。

ちなみに、防炎登録No, CO910003/ AO910039

日本工業規格(JIS A 1323) C種 を取得している。



火粉で穴の空いたタープやテントを見て

「マジかよ!」と嘆いた経験をされた方は少なく無いだろうが、

Assist Packに関して云えば少なくともそれは無いだろう(笑



なかには小型のネイチャーストーブ系のベースシートとしての利用を

考える方もいるかもしれないが、個人的にはオススメしない。

スペック的にはその利用も可能だろうが、

それを常とすることで、可視化できない疲労の積み重ねが、

いずれは可視化できる破損へとつながると想像する。

...それでも...という方は、ストーブとの間にカーボンフェルト等を挟むべきだろう。

しかし、Assist Packに関して云えば、

いずれにしても推奨できる使用法ではない...というか、お止め下さい。

割り切れる方は別だが・・・



Assist Packの使用イメージをザックリと紹介するならば、

「食品/飲料を入れて持ち出し、Ash sackを入れて持ち帰る」

というところだろうか。


Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介



サイズ感は、缶ビール350ml 3本+α、500ml 2本+α。

+αとは、若干の余裕という意味である。

個人的に保冷剤を使用することはほとんど無いが、

お使いの方にとっては十分なスペースを確保できるだろう。


また、Assist Packを保冷ブースターとして

お手持ちのクーラーボックスやバックと合わせてみる他、

安価な100均保冷用袋等と併用するだけでも

保冷効果を引き上げることになるのではないだろうか。



ちなみにアナログ的計測だが、室温25c° 氷750ml

12時間後も氷の存在を確認できる程度の保冷力はあるが、

結露は発生するので対策を必要とするかもしれない。

参考までに。


Assist Pack の紹介



灰処理後のAsh sackにAssist Packを合わせることで、

より安全に、より早い処理のアシスト(手助け)ができるのではと考える。

Ash sackは、灰処理時にはどうしても口を閉じる際に

接触が多くなってしまう。


火傷のリスクを減らす為、グローブを使っていても

熱を放つAsh sackは、

十分に注意を払わなければならない存在だ。

Assist Packは、その際の接触回数や時間を減らすことで、

熱によるリスクを更に回避する事が可能なアイテムだと思っている。



そして、それらが次に予定する行動への

スムーズな一歩となるのでは...とも考える。



Ash sackでの使用にあたり内容物(灰等)の状態や

空気の残存量により、発生する熱量や時間はさまざまと想像する。

使用における全ての熱を遮断するもので無いことは、

予めご理解頂きたい。

冷たいものを入れれば、表面に冷たさを感じ、

熱いものを入れれば、表面に熱さを感じます。



このような文言を保険のように

残さなければならない事に溜息が出る思いですが、

つついてくるような方は少なからずいらっしゃるので・・・



灰処理後のAsh sackで使用する際は、

Assist Pack両側のマジックテープを開きチューブ状にしておく。


Assist Pack の紹介


Assist Pack の紹介



灰処理したAsh sack内の空気を抜き、

折り曲げてAssist Packに差し入れる。


Assist Pack の紹介



Ash sackの折り曲げた部分を

Assist Packで挟み込むようにして

マジックテープを閉じる。


Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介



Assist Pack内にこもる熱が気になる場合は、

マジックテープを半分ほど開いたままにして通気を確保する。


持ち帰る際は、手提げ用・カラビナ用のループを利用するのも良いが、

若干の熱さを感じるようであっても、

ザック内に収めて良い安全性は確保しているつもりだ。

当然、他の大事な道具に影響のない熱であることが前提であるが。



先に記したが、Assist Packの使用イメージは

「食品/飲料を入れて持ち出し、Ash sackを入れて持ち帰る」となるが、

「持ち出し、持ち帰る」その間にもさまざまなシーンに

アシストできるアイテムだと思っている。



・バーナーパット
・Compact heater使用時のベースシート
・モバイル機器等の低温障害防止
・ガス缶のドロップアウト防止
・鍋敷き
・炊飯時の保温
・飲料の凍結防止
・ナルゲンボトル等を使用した湯たんぽカバー
・座布団 etc


Assist Pack の紹介

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Assist Pack の紹介

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Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介

Assist Pack の紹介



保冷・保温にアプローチする数多くのアイテムのなか、

高温断熱へのアプローチは、

Ash sackを生み出したNakedLaboだからこそできる

ワンアンドオンリーの提案ではないだろうか。



気にして頂ける方は、しばらくお待ち下さい。

予約受注生産の対応の予定となりますが、準備を進めております。

後日、あらためてのお知らせとさせて頂きます。

宜しくお願い致します。


Assist Pack
サイズ 約215×330
重 量 213g
材 質 合成繊維(シリコンコーティング)
    炭素繊維
    ガラスクロス(シリコンコーティング)
    Kuraray マジックテープ
    グログランテープ

21/10/24 追記
サイズを約215×320に、また手提げ用ループの長さを若干調整しての
リリースとさせて頂きました。






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